menu

社名(株式会社お客様みなさまおかげさま)の由来は?
社名は2011年に法人化した時、すでに2店舗あったのですが、天狗になってはいけないな・・・と。初心を忘れないように。という想いをこめて付けました。
株式会社お客さまみなさまおかげさま、が正式名称ですが領収書に書く時大変なんで株式会社OMOにしました。これだったら、だれでも簡単に書けますしね。
一緒に働くスタッフを大切にしようと思ったきっかけは?
2009年に独立して、2店舗目を出したころから人が辞め出してしまって・・・
人が減って、大阪・豊中市にあるお店は昼営業しかできなくなってしまったんです。「なんでこんなに辞めていくのか?」と悩み続け、知人に相談した時に「社長の目的は何ですか?」「ミッションは何ですか?」って聞かれたんです。でもその時、何にも答えることができなかったんです。
今まで自分は「夢を持て!頑張ったらこんな車買えるぞ!」と、夢やモノでスタッフのモチベーションをあげようとしていましたが、本当は自分が明確な目標やミッションを持っていなかったから、スタッフが辞めていってるんだと気付きました。
もっとみんなの笑顔が見たいし、『おいしいもの売りたい、売っていこう!!』って気持ちを分かち合いながら働きたい。心からそう思いました。
そこから、経営理念やビジョン、目的を社員とわかりやすく共有しながら会社をつくることを目指し、“クレド”を導入することにしました。完成までに半年かかりましたが、今では面接でもクレドを使って会社の想いや熱意を伝えています。
大変な時期があったんですね。そんな困難に直面した時はどう考えているんですか?
うちのHPにも書いてあるのですが・・・
“困難のない人生なんてありえない もしあるとすればそれは怠けている証拠だ”
これ、本田宗一郎の言葉なんです。
困難に直面した時は、『今自分は頑張っているところなんだな、乗り越えたらまた新しいステージにいける』と、そう考えています。
そしてその困難を乗り越えるために、ひとりで悩むのではなく、本を読んだり、うまくいってる人に聞いたりする行動力とスピードは自分でもいいところだと思っています。
自分もすごく辛い状況を経験してきましたが、辛い過去も今は自分の糧になっていると感じます。自分のネガティブな過去があるからこそ、今辛い状態の人の立場を理解して「一緒に頑張ろう!」と伝えることができる、そう思います。
社員のことを大切にしている様子が伝わります。
会社で従業員の方々のモチベーションをあげる工夫などされていますか?
そうですね、普通ならアンケートはお客様からの評価を書いてもらうと思いますが、うちは「褒められるアンケート」を実施しています。実際にお褒めのコメントをいただくと、とても嬉しくてやる気も沸いてきます!そのほかにも会社で取り入れていることはたくさんあって、ワクワクする行動目標を設定して、達成したらごほうびをあげたり、「ラーメン食べ歩き制度」という、ラーメンを食べて感想文を提出したらラーメン代が返ってくる制度とか・・・
今後考えているのは、ラーメン屋で働いている人がカフェで働く時もあるような、業態を飛び越えたシフトにして、それぞれのお店で様々な気づきや経験をできるようにするのも面白いかなと思っています。
おもてなしの仕方が違ったり、新発見があるかな、と。 もっといろいろなことを取り入れて「ラーメン屋さんで働くことが楽しい」と思ってくれる人をたくさん増やしていきたいです。正直なところ、今はラーメン屋さんで働きたい!と心から思っている人は少ないと感じています。(あまりかっこいいイメージもないので・・・)
僕はラーメンを通じて世の中を元気にしたいと思っていて、世の中の人がラーメンをもっと好きになって、ラーメン屋さんで働きたい!と思ってもらえるような、楽しくてかっこいいラーメン屋を目指しているんです。だから、見た目もすごくこだわって、高いけど激シブな制服も作りました。そして、スタッフにも「見た目も大切にしよう」と言っています。
最近では、来年4月の海外出店が決定してから、アルバイトの子が「自分も行きたいから社員になります!」と言ってきたんです。みんなと楽しく仕事をしていく中で、一緒に働きたいと思ってもらえるのは嬉しいですね。
お子様連れのお客様が多いですね(取材場所はお店)
自分に子供ができて、子供がいると、外に食べに行けないことに気付きました。そこで子供が来やすい店にしよう!と・・・周りを気にしないで食べられるように家族で座れるような席にしたり、子供用のいすやスプーンなんかも用意しています。
そしてラーメンも、子供に食べさせることを考えたら、化学調味料まで気になりはじめました。本来、ラーメン屋のターゲットは20.30代の男性なので、あまり気にしなかったのですが、自分の子供に食べさせたくないものをお客様に食べさせたらいけないと思って。
本来なら無添加とあえて言わなくてもいいのですが、全面に打ち出すことでこれからのラーメン屋の指標になろう!という意味でもやってみました。
また、「無添加=あっさりしすぎ」と思われないようにちょっと工夫をしたり、子供連れのお客様でも安心して「来てよかった」と言ってもらえる事が、うちの強みだと思います。
社長の信念を感じますね
麺を通じて、お客様のおなかと胸をいっぱいにしたい。そして周りの人を元気にすることで世の中を元気にする!そんな想いをスタッフみんなで分かち合って働いていきたいですね。自ら向上心を持って仕事に取り組みたいと思ってくれているメンバーのためにも今、社内の評価制度を整備してスタッフ満足度も上げています。
また、その先にある独立支援制度の仕組みも更に良いものにしていきたいと思っています。
最後に、スタッフの皆様に一言・・・
「ちゃんとせぇ!」(笑)
いや、本当に感謝しています。「ついてきてくれてありがとう」っていつも思っています。
これから、ぼく自身バージョンアップしていくから一緒にバージョンアップしましょう!!